施工の流れがわかっていれば、見積書について質問することができます。
イメージ通りの塗り替えでご満足いただくために、ぜひ契約前にご覧ください。
まず初めに、工事にとりかかる前にやっておかなければいけないことがあります。
非常に大切なことです。それは、「ご近所の皆さまへのご挨拶」。
工事車両が出入しますし、両隣の方は直接工事現場が隣に来るのですから、要望や注意事項はしっかりお聞きしておかなければなりません。工事施工店の義務です。工事前日、数日前に必ずやっておかなければなりません。
近隣とのトラブルを避けるため、上手く工事が進行するためには大変重要なことです。工事ができなくなることもあるくらいですから。工事が始まる前から、私たちの仕事は始まっています。
契約書に、いつから工事を始めるのか記載しているので、ご確認ください。天候や祝祭日などに工期は左右されるので、余裕を持って日程を立てています。20坪~40坪ぐらいのお家でしたら、平均的に10日間ぐらいです。
塗り替え工事全体において、大変重要な作業です。
職人が良い仕事をするために、良い足場は不可欠ですから。
高所作業なので、職人の安全にも気を付けなければなりません。もちろん、近隣やお施主様の安全確保のためにも大変重要。
むしろ、一番費用をかけて、安全に気をつけてやらなければいけない、良い仕事をするための環境作りと言えます。
壁に付着している粉を高圧の洗浄機で洗い流します。この作業をすることで、塗料の密着を良くします。 窓やアルミサッシ、その他、コケや汚れなどもすべて洗っていきます。
養生とは? 塗料が付いてはいけない部分に、ビニールやガムテープを貼って、保護する作業です。
アルミサッシ、窓、トイ、ひさし、タイル、クーラーの室外機などお家によって、その他色々あります。 実はこの作業に意外と時間がかかるのです。
塗り替え工事をしている間、窓などに封をするわけですので、お施主様にとっては大変不便を感じられると思います。
窓が開かない、洗濯物が干せない、そして冬場はあまり気にならないのですが、夏は非常に暑い……その他
問題もあります。
だからと言って、この作業をしっかりやっておかないと、塗料がはみ出たりします。不便を感じられると思いますが、きっちり養生していきます。
ただ、お施主様のご要望を聞くことも忘れません。
お施主様がお出かけになる日、不在の日などをお聞きしたり、休日前の作業であれば、洗濯物が干せるように窓を開けられるよう作業終了後、養生を外したり。
そんな工夫をすることで、なるべく不便なことを回避していきます。
養生が終わると、塗装作業に入る準備が整うわけですが、その前に、ひび割れ(クラック)などに、コーキング材をつめていきます。
経験上、3ミリ以上のひび割れがあるお家は滅多にありません。それだけのひび割れがある場合、木造建築、一般の住宅では、他に問題がある可能性が大きいでしょう。多くの場合は、見積もりのときに判断することが可能です。
この作業では、ヘアクラック(髪の毛のような細かいひび割れをコーキング材で補修していきます。
いよいよ塗装作業です。近年ではほとんどローラーで塗装しています。理由は、二つあります。
一つは、吹き付けする機具で塗装すると作業は早いのですが、塗料が飛び散るためです。近隣の皆さまにもご迷惑がかからないように、丁寧にローラーで塗装していきます。
もう一つは、規定量を確実に外壁に塗装できるからです。次の作業の上塗りにも同じことが言えます。
下塗りが終わると、塗料メーカーの指示、記載通りの時間をおきます。乾燥時間です。下塗りと上塗りの間にインターバルをとります。
十分な時間が経過したところで、上塗り開始。丁寧に丁寧に、しっかり仕上げていきます。
まず一度塗り上げ、最後にもう一度塗ります。上塗りは2回が基本です。
外壁が塗装できた後、養生を取り除いていきます。取り除きながら、塗装ミスがないか確認していきます。塗り残しなどこの工程で見つけることが多いのです。そして、塗装で汚してしまった部位も確認できます。この時点でしっかり確認して、作業もれをなくします。
養生が取り除かれ、しっかりと外壁塗装ができたところで、次は鉄部、木部、その他見積書・契約書に書かれた部位を塗装していきます。
見積書・契約書に書かれたすべての塗装が完了すると、いよいよ足場の解体作業です。
まわりをキレイに清掃して、工事終了! お施主様と確認していきます。
仕上がりを見てご満足いただけるかどうか、私たちにとってもドキドキの瞬間。
見違えるように生まれ変わった我が家を見て、喜んでいただけると感無量です。